オオバアコウ(大葉赤榕)Ficus caulocarpa |
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幹の周囲から気根を垂れる。 葉は互生し、長楕円形〜楕円形で長さ10〜23cm、幅4〜8cm。先は短く尖り、基部は円形〜鈍形。質は薄い革質で両面無毛、全縁、側脈は9〜11対。葉柄は長さ4〜10cm。 雌雄同株で葉腋に1〜4個の花嚢をつけ、1つの花嚢に雄花、雌花、中えい花がある。花嚢はやや平たい球形で径5〜6mm、花嚢の柄は2〜3mm。 果実(痩果)は熟すと白緑色となる。 下・花(果)嚢 同 上 短い柄はあるものの遠目には幹に直接花(果)嚢が着いているように見える面白い樹である。 よく似た樹にアコウがあり、和名のようにこの樹の方が葉が少し大きい。ただ、花嚢は逆に少し小さい。 それよりも大きな違いは葉の側脈の数で、写真でもわかるように本種は側脈が9〜11対あるが、アコウは6〜8対しかないので葉をよく見る必要がある。 また、アコウが本土にもあるのに対し、この樹は沖縄でも八重山列島にしか分布しない。 同じ科の仲間の花 |