アメリカツノクサネム(亜米利加角草合歓)

Sesbania exaltata


アメリカツノクサネム1

  • 科名・属名 : マメ科 ツノクサネム属

  • 特徴 :
     草丈1〜3mの1年草。帰化。
     茎はほとんど枝分かれせず、直立し、無毛で、しばしば緑白色になる。
     葉は偶数羽状複葉で長さ10〜30cm、15〜25対の小葉からなる。小葉は長楕円形で、長さ1〜2.5cm。
     花は総状花序に2〜6個つき、花弁は黄色で長さ1.5cm程度、旗弁の裏面には多数の暗紫色の斑点がある。萼は長さ約5mm。小花柄は長さ0.5〜1cm。
     果実(豆果)は線形、長さ15〜20cm、幅3〜5mm、縫合線上に稜が発達し、多数の種子が入る。

  • 分布・生育地 :
     帰化(熱帯アメリカ原産)(本州(宮城県以西)〜沖縄に帰化) (国外:北アメリカにも帰化)
     空地、路傍

  • 花期 :   8〜10月(沖縄は1年中?)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2007年4月27日  沖縄県石垣島
     中上・全体2 2019年5月13日    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花    同  上
     中下・花裏側 2007年4月27日    同  上
     左下・果実 2019年5月13日    同  上
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     何度出かけている石垣島、これまで訪れたことのなかった海岸草地に足を向けたところ、農道の端にこの花が花と実をつけていた。
     以前に見かけたツノクサネムによく似ていて、どちらも緑肥用として持ち込まれたものが、道端などに帰化している場合が多い。
     帰化植物は消長が激しく、去年咲いていたからといって今年もあるとは限らない。見つけたらその場で撮影・記録しておくことが肝心だ。
     事実、この花も最初に見かけてからしばらく同じ場所では発生せず、十数年後、少し離れた荒地で久し振りに出会った。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
アメリカツノクサネム2

花

花(外側)

果実(豆果)