|
- 科名・属名 : マメ科 クサネム属
- 特徴 :
草丈1〜2mの木本状多年草。帰化。
茎は直立してよく分枝し帯紅紫色、上部や若枝には粗い毛がある。
葉は互生し、葉身は羽状複葉で長さ3〜9cm。小葉は20〜50個、狭長楕円形で長さ約1cm、幅約2mm。先は鋭尖形、基部は歪んだ形、縁は全縁で毛がある。
花は葉腋からでた柄に数個の花をつける。花は淡黄色〜帯赤色で、長さ1〜1.5cm。花軸や萼に毛がある。
果実(豆果)は広線形で長さ3〜5cm、4〜8個の小節果からなる。
クサネムに似るが、茎の上部や若枝に毛のあること、基部近くの葉に葉柄があること、花がやや大きく赤みを帯びることなどが異なる。
別名 アメリカクサネム
- 分布・生育地 :
帰化(南〜中央アメリカ原産)(沖縄に帰化) (国外:アメリカ、西インド諸島などに帰化) 荒地、路傍
- 花期 : 4〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年4月22日 沖縄県石垣島 中上・全体2 2005年11月4日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花1 2015年10月8日 沖縄県国頭郡 中下・花2 2018年11月3日 沖縄県西表島 左下・果実 同 上 右上・葉、下・茎 同 上
- 撮影記
:
やや赤みを帯びたクサネムによく似た花、手持ちのいくつかの「帰化植物図鑑」にはなく、同定に時間がかかりやっと本種とわかった。
クサネムがほとんど無毛なのに対し、下のアップの写真でもわかるように、若枝には毛が密生するのが特徴で、他にも花がやや赤みを帯びるのも見分ける際のモノサシになる。
また、上の写真では咲き始めのため草丈が低いが、盛期の頃には1mを超えて「はびこる」といった感じで広がっていた。
同じ科の仲間の花
|