ハイメドハギ(這蓍萩)

Lespedeza cuneata var. serpens


ハイメドハギ

  • 科名・属名
  • : マメ科 ハギ属

  • 特徴

  •  茎の長さ50〜100cmの多年草。
     メドハギの変種で、茎の下部が地を這う。
     葉は3小葉からなり、頂小葉は狭倒卵形〜線形で、長さ7〜25mm。他の小葉よりやや大きく、先は円頭〜やや凹頭。
     花は葉腋に3〜4個集まってつき、長さ6〜7mm、淡黄色で旗弁の中央に紅紫色の斑点がある。  母種と比べると、小葉が短く幅が広い感じがするとか、花(淡黄色)の旗弁の紅紫色が多い傾向がある。
     果実(節果)は扁平な卵形で、長さ3〜4mm。
     閉鎖花は葉腋につき、節果はほぼ円形で、長さ約3mm。
     「神奈川県植物誌」によると、茎の毛は伏すものと開出するものがあり、後者をケハイメドハギ(f.hirta)という。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州
     日当たりのいい草地、荒地、川原、土手

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年10月7日 兵庫県高砂市
     中・花 1994年9月18日 千葉県成東湿原
     下・葉 2012年10月7日 兵庫県高砂市

  • 撮影記

  •  母種のメドハギが直立するのに対し、この花は地表を這って広がるので区別しやすい。
     川原などの乾いた場所に多く、自宅近くの多摩川や支流の川原などでも良く見かける。
     地面の上を這うので撮影しにくいが、写真の株は斜面の岩場の上に這っていて撮影しやすかった。

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花

小葉