タチクサネム(立草合歓)

Desmanthus virgatus


タチクサネム1

  • 科名・属名 : マメ科 タチクサネム属
     注.APG分類では、学名(Desmanthus pemambucanus)

  • 特徴 :
     高さ0.5〜mの落葉小低木。
     ギンゴウカン(ギンネム)に似るが、枝は細く、葉は長楕円形〜線状楕円形で小さい。
     花は葉腋からから花柄を出して頭状花序となり、白色で径約1cm。
     別名 ヒメギンネム

  • 分布・生育地 :
     帰化(熱帯アメリカ原産) (国外:アジア、アフリカの熱帯、亜熱帯地域に広く帰化)
     道端、荒地

  • 花期 :  冬を除きほぼ1年中

  • 撮影月日・場所 :
     2012年6月9日  沖縄県西表島
     中 2011年6月26日  東京都小笠原
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花 2015年10月9日  沖縄県糸満市
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     小笠原・父島で初めて目にした花で、「小笠原植図譜」によれば明治38年以前に島に持ち込まれたらしいが、父島以外には広がっていないようだ。
     日本ではそう広く帰化していないようで、「琉球植物誌」にも記載はなかった。
     ところが、平成24年、西表島の道端で初めてこの花を見つけた。
     小笠原ではギンゴウカン(ギンネム)と同じような場所に生えていたが、沖縄でも今後似たような状況になるのだろうかと心配になった。
     最近見た図鑑では、沖縄では減少傾向にあるとのこと、嬉しい限りだ。

  • 葉

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タチクサネム2

花