ホオズキハギ(酸漿萩)

Christia obcordata


ホオズキハギ1

  • 科名・属名 : マメ科 ホオズキハギ属

  • 特徴 :
     長さ20〜60cmの多年草。
     茎は匍匐し、全体に短毛がある。
     葉は3小葉(時に単葉)からなり、小葉は広倒卵形〜腎臓形、長さ0.5〜1cm、幅0.8〜1.2cm。先は切形または凹頭、両面に軟毛がある。
     花は茎頂に長さ3〜18cmの偽総状花序または円錐花序となってやや疎らにつき、花冠は淡桃色〜淡紅紫色、長さ3〜4mm、竜骨弁は円頭。萼裂片は狭三角形で萼筒とほぼ同長。
     果実(節果)は普通2個の(〜数個)小節果からなり、小節果は長さ約2mm。
     別名 ツマキリマメ

  • 分布・生育地 :
     沖縄(八重山諸島) (国外:中国〜東南アジア、インド、オーストラリア)
     草地

  • 花期 :   10〜4月?

  • 撮影月日・場所 :
     2005年4月23日 沖縄県与那国島
     中上、中中・花    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・果実(節果) 2016年7月4日  沖縄県石垣島
     下左・小節果    同  上
     右下・葉 2010年10月25日  沖縄県与那国島

  • 撮影記 :
     草地に生えていたこの花、ハイマキエハギと混生していて、同じと思って撮影していたが、葉の違いに気づいて改めて探しなおした。
     和名の由来は、写真にも袋のようなものが写っているとおり、萼が花後大きくなり節果の一部または大部分を覆い、ホオズキのの実のようになることから付けられている。
     また、別名ツマキリマメ(端切豆)というように、、下右の写真のように葉の先が、端(=切妻や入母屋(いりもや)造りの屋根の側面の三角形の壁面)のように切り落とした形になっているので、花は似ていてもすぐに違いが分かる。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ホオズキハギ2

花

節果

小節果