カワラケツメイ(河原決明)

Chamaecrista nomame


カワラケツメイ

  • 科名・属名 : マメ科 カワラケツメイ属

  • 特徴 :
     草丈30〜60cmの多年草。
     葉は偶数羽状複葉で、長さ3〜7cm、葉柄の上部に密腺がある。小葉は15〜35対つき、線形〜狭卵形で長さ8〜12mm、幅2〜3mm。先はわずかに尖り、托葉は針形〜線状披針形、長さ5〜7mm、宿存する。
     花は葉腋のやや上に1〜2個つき、花弁は黄色で5個、倒卵形で長さ6〜7mm。雄しべは4〜5本、時に仮雄しべがある。萼は先が鋭く尖り、狭卵形で長さ5〜6mm。
     果実(豆果)は扁平な長方形で、長さ3〜4cm、幅5〜6mm、黒褐色に熟す。種子は黒褐色でほぼ菱形、1豆果中に8〜12個入る。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州 (国外:朝鮮、中国(東部、東北部)
     日当たりのいい河原、道端

  • 花期 :   8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2006年9月5日  鹿児島県屋久島
     中上・花序    同  上
     中下・花 2016年9月22日  熊本県阿蘇郡
     下左・果実、下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     屋久島での最終日、撮影目的の花はほぼ撮り終えたので、のんびりと島の周回道路沿いで何か探そうと車を走らせた。
     とある空地でアキノワスレグサの花を見つけ近寄ってみると、その先にこの花が群生していた。何度か出会っているはずと思ったが、見事な群生に感動して何カットか撮影した。
     良く見かける花である故に見逃すことが多く、以外に細部の写真が撮影できていなかった。最近やっと実や葉を撮影した。

  • 葉

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花序

花

豆果