カワリバマキエハギ(変り葉蒔絵萩)

Desmodium heterophyllum


カワリバマキエハギ1

  • 科名・属名 : マメ科 ヌスビトハギ属
     注.APG分類では、学名(Desmodium)はシバハギ属

  • 特徴 :
     草丈10〜40cmの草状の小低木。
     茎は細く地を這って分枝し、小枝には長い開出毛がある。
     葉は3小葉からなるが1葉もつけ、頂小葉は長楕円形〜広楕円状倒卵形で、長さ1〜2cm。先は円頭〜わずかに凹頭。
     花は葉腋に1〜3個つき、帯紫色で長さ5〜6mm。小花硬は普通花硬より長い。
     果実(豆果)は長さ約1.5cm、4〜6節果からなり、表面に網目模様があり、鉤毛と長毛がある。小果柄は長さ1〜2.5cm、無毛かわずかに鉤毛がある。

  • 分布・生育地 :
     沖縄、小笠原 (国外:アジア、オーストラリアの熱帯域)
     草地

  • 花期 :   4〜9月?

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2005年4月24日  沖縄県与那国島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花     同  上2017年9月5日  沖縄県石垣島
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     葉先が円頭かわずかに凹頭になるのが特徴で、葉先を見比べて本種と同定したが、ひょっとしたらハイマキエハギかもしれない。
     特徴に明確な差があり、一見してわかるときは問題ないが、葉の形や長さのわずかな違い、葉先の凹みや鋸歯の大きさなど、個体差もあってどちらにもとれるような場合はお手上げである。
     マメ科の場合は果実に違いが見られるものが多く、自分なりの検索表を作り常時持参するのがいいのだが・・・。

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花