コガネタヌキマメ(黄金狸豆)Crotalaria assamica |
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草丈1.5mになる1年草。帰化。 茎は直立し、茶褐色の軟毛がある。 葉は単葉で、倒狭卵形〜狭楕円形で、長さ5〜15cm、幅2〜4cm。下面に茶褐色の軟毛が密生する。 花は茎頂に総状花序になり、15〜20花つく。花弁は蝶形、黄色で長さ15〜20mm。 豆果は長楕円形で、長さ4〜6cm、幅1.5〜2cm。無毛。 サンヘンプに似るが、葉が幅広く、豆果が無毛であることが異なる。 帰化(熱帯アジア原産) 九州(宮崎、鹿児島)〜沖縄 道端、草地 2006年9月4日 鹿児島県屋久島 アップ 同 上 南の島には大きな黄色の花をつけるマメ科植物が何種類かある。いずれも緑肥(サンヘンプの項参照)として持ち込まれ、逸出した帰化種だ。 同定の基本は小葉の数で、単葉と3小葉に大別される。そこから先の区別は難しい。「琉球植物誌」には何種類かのタヌキマメ科の帰化種が載せられ検索できるようになっているが。 この花は屋久島の荒地に生えていたもので、単葉であることや葉の幅、豆果が無毛であることから本種と同定したが、他にもよく似た単葉の種類がある。 帰化種の特徴として翌年もそこに生えるという保証はない。見つけたら撮っておくに限る。 同じ科の仲間の花 |