サンヘンプ(さんへんぷ)

Crotalaria juncea


サンヘンプ

  • 科名・属名 : マメ科 タヌキマメ属

  • 特徴 :
     草丈1〜3mになる1年草。帰化。
     茎は直立し、低木状になる。茎には稜があり軟毛が密生する。
     葉は互生し、単葉で、狭卵形〜狭長楕円形、長さ4〜12cm、幅1〜2.5cm。
     花は茎頂に穂状花序になり、5〜20花をつける。花弁は蝶形、黄色〜橙黄色で長さ2〜3cm。、上の萼片は2裂、下は3裂する。
     果実(豆果)は円筒形で長さ1.5〜4cm。短軟毛が密生する。
     別名 クロタラリア、コヤシタヌキマメ

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(インド原産) (国外:世界各地で栽培品が逸出帰化している)
     道端、畑周辺

  • 花期 :  7〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2004年7月8日  沖縄県石垣島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2015年10月9日  沖縄県糸満市
     下左・果実 2004年7月8日  沖縄県石垣島
     下右・葉 2015年10月9日  沖縄県糸満市

  • 撮影記 :
     この仲間の花は緑肥(マメ科の空中窒素固定作用を利用し、そのまま鋤き込んで肥料とする目的の植物。田んぼのゲンゲ(レンゲ)も同じ)として栽培されるものが多く、それが逸出帰化している。
     このため、山中では見られず道路脇や荒地などで見かけることが多い。
     沖縄ではまだ緑肥として栽培されることもあるようで、石垣島や西表島で畑一面この花が咲いているのを見ている。
     本州でも千葉や神奈川県で逸出帰化している記録がある。
     単葉では同じような目的で持ち込まれたコガネタヌキマメがあり、この花は葉の幅がやや狭く、果実(豆果)に短軟毛がある。

  • 葉

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花

果実