コメツブウマゴヤシ(米粒馬肥)

Medicago lupulina



  • 科名・属名 : マメ科 ウマゴヤシ属

  • 特徴 :
     草丈10〜60cmの1、2年草。帰化。
     茎は地を這うか斜上し、軟毛があるが、時に無毛。
     葉は羽状の3小葉からなり、小葉は狭倒卵形〜広倒卵形で長さ7〜15mm、幅6〜15mm。上部には鋸歯があり、先はやや凹形か切形。托葉は全縁か1〜2個の鋸歯がある。
     花は葉腋から伸びた花柄に総状花序となって20〜30個が集まってつき、花は蝶形花、黄色で長さ2〜3mm。
     果実(豆果)は腎臓形で先が半回転して巻き、長さ2.5mm。表面に渦巻状の脈があり、刺はなく、無毛で黒熟する。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ原産) (国外:世界各地に広く帰化)
     海岸、平地の道端、芝生

  • 花期 :   4〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2006年3月17日  沖縄県宮古島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2017年4月9日  沖縄県石垣島
     左下・果実(豆果)、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     日本で知られているウマゴヤシの仲間は全て帰化で、これまであまり撮影してこなかった。
     ところが、沖縄にお撮影に出かけると、びっくりするほど帰化種が多いうえ、本土では見かけない種が多い。
     そんな訳で沖縄で初めて撮影した帰化種が多いが、この花は日本全土に帰化していて、海岸の埋立地や芝地などでよく見かける。
     新徳島空港(阿波踊り空港)は海岸の埋立に作られたせいか、生えている花のほとんどが帰化種で、ナルトサワギクとともにこの花が沢山生えていた。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
花

葉