クスダマツメクサ(薬玉詰草)

Trifolium campestre


クスダマツメクサ

  • 科名・属名
  • : マメ科 シャジクソウ属

  • 特徴

  •  草丈5〜30cmの1年草。帰化。
     茎は直立するか匍匐し軟毛があるが後に無毛になるものもある。
     葉は羽状の3小葉からなり、小葉は倒卵形で長さ8〜15mm、幅5〜8mm。茎の中部に着く葉の葉柄は、小葉より長いか同じで、頂小葉の小葉柄は側小葉の小葉柄より長い。
     花は卵円形で長さ1〜1.5cmの花序となり、普通20花以上つく。花は黄色で後に褐色に変わり、長さ3.5〜6mm。花弁の脈は凹み、しわになる。花は受粉すると下を向き大きくなる。
     豆果は楕円形で長さ2〜3mm。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ原産)
     日本全土  海岸、空地、道端

  • 花期
  • : 5〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年5月22日  東京都日野市
     中・花 2014年5月31日  神奈川県川崎市
     下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  図鑑を見るとこの仲間はシャジクソウを除き全て帰化で、しかもよく似た花ばかりである。
     花の数、花弁の脈の凹み、葉の葉柄の長さなどで同定したが、その場で確認しないと難しい。
     多摩川では堤防際の河川敷に群生しているのをよく見かける。

    同じ科の仲間の花
花

葉