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- 科名・属名 : マメ科 ミヤコグサ属
- 特徴 :
長さ5〜40cmの多年草。
茎は地を這って広がるか斜上し、毛はない。
葉は5小葉からなり、3小葉は葉軸の先に、2個は基部に托葉状につく。基部の托葉状の小葉は、三角形〜卵状三角形で鋭頭、頂端の3小葉より短い。頂端の3小葉は狭倒卵形〜倒卵形、長さ5〜20mm、幅3〜10mm。
花は葉腋から伸びた花茎の先に1〜3(〜4)個つく。花弁は黄色〜鮮黄色で長さ10〜16mm。総苞は3出し、小葉と同形で小さい。萼は長さ5〜8mm、軟毛があり、萼裂片は萼筒より長いか、時に同長。
果実(豆果)は円柱状線形、長さ2〜3.5cm、20個前後の種子が入る。熟すと2裂し、褐色の種子を飛ばす。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:朝鮮、中国、台湾、ヒマラヤ) 道端、草地、海岸
- 花期 : 4〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1996年6月29日 静岡県下田市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・全体2 2006年6月18日 神奈川県横須賀市 中下・花 2018年7月8日 同 上 左下・果実(豆果) 同 上 右下・葉 2019年7月20日 同 上
- 撮影記 :
最近はよく似た帰化種のセイヨウミヤコグサの方が多い。
この花は花数が1〜3個で葉や茎が無毛であるのに対し、セイヨウの方は3〜7個と多く茎や葉に毛があることが違いとされているが、個体差もあり花数だけでは区別は難しい。
海岸端から山の道端までいろいろな場所で見られ、茎が地を這って広がりことから、多くの場合群落になっていることが多い。
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