セイヨウミヤコグサ(西洋都草)

Lotus corniculatus subsp. corniculatus


セイヨウミヤコグサ1


  • 科名・属名 : マメ科 ミヤコグサ属

  • 特徴 :
     草丈5〜40cmの多年草。帰化。
     茎は匍匐するか立ち上がり、葉とともに白い軟毛がある。
     葉は5小葉からなる複葉で、葉軸の先に3個、基部に托葉状に2個つき、小葉は倒卵形〜卵形、長さ5〜20mm、幅3〜10mm。普通長さは幅の3倍以下。
     花は葉腋から伸びた柄の先に集散状に(2〜)3〜7個つく。蝶形花は黄色〜鮮黄色、長さ10〜16mm。萼裂片は長さ(4〜)5〜8mm、普通萼筒と同長か短く、軟毛がある。
     果実(豆果)は線形、長さ2〜3.5cm、径約2mm。熟すと2片に裂け、普通20個程度の種子が入る。種子はほぼ楕円体、褐色で、長さ約1.5mm。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ユーラシア、アフリカ原産)(北海道〜九州に帰化) (国外:北アメリカにも帰化)
     海岸〜山地の道端、砂礫地

  • 花期 : 4〜8月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2020年2月23日  長崎県福江島
    中上・全体2 2024年6月8日  東京都八王子市
    (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
    中中・花序 2020年2月23日  長崎県福江島
    中下・萼 2024年6月8日  東京都八王子市
    左下・果実(豆果) 2020年2月23日  長崎県福江島
    右上・小葉    同  上
    右中・葉(裏) 2024年6月8日  東京都八王子市
    右下・茎    同  上

  • 撮影記 :
     ミヤコグサに非常によく似た帰化植物で、戦後北海道や長野県で見つけられ、その後全国的に帰化している。
     ミヤコグサとの違いは、花数が(2〜)3〜7個と多いこと、茎や葉に軟毛があることなどであるが、花数の少ないものなどはミヤコグサと区別しづらいものもある。
     写真でも、八王子市の写真は花数が2個程度と少なく、初めミヤコグサと思ったが、茎に毛があることから本種と判断したが・・・。同定の誤りがあるかもしれない。

  • 葉(裏)

    茎

    同じ科の仲間の花
セイヨウミヤコグサ2

花

萼

果実(豆果)