ムラサキチョウマメモドキ(紫蝶豆擬)Centrosema pubescens |
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匍匐型でつる性の多年草。帰化。 葉は3小葉からなり、小葉は卵状長楕円形で、長さ4〜5cm、幅3〜4cm。 花は長さ5〜6cm、旗弁は淡赤色〜明紫色で、中央部の翼弁と竜骨弁は長さ1〜2cm、幅0.5cm。 豆果は狭線形で、長さ7〜15cm、熟すと黒褐色になる。種子は約20個、楕円形で長さ4〜5mm。 帰化(熱帯アメリカ原産) 道端、林縁 2008年12月13日 沖縄県西表島 下、花・豆果 同 上 「何かピンクの花が」と同行者の声で車を止めバックする。道端の潅木や草につるが絡みついて伸び、葉の中にピンクのマメ科の大きな花が見えた。 「えらく色の薄いタカナタマメだな」と最初思ったが、何となく感じが違う。果実(豆果)があればと思ったら、細長いインゲンマメのような果実がついていた。タカナタマメの実はソラマメのように太くて丸い。帰化種だろうと思ったが、思い当たる花はない。ひとまず、花や実、葉などを撮影して後から調べることにした。 花に特徴があるのでその線で調べたら、英名セントロという名の牧草だった。 近くに牧場があるわけでもなく、この場所も時期を変え何回も通っていたのに、なぜ今まで見つけられなかったのだろう。これだから花見は止められない。 同じ科の仲間の花 |