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- 科名・属名 : マメ科 ナンバンアカアズキ属
- 特徴 :
草丈60〜150cmの1年草。帰化。
茎はよく分枝し、初め白色の圧毛があるが後無毛。
葉は3小葉からなり、小葉の葉身は狭卵形〜披針形で、長さ4〜5cm、幅1.5〜3cm。先は鋭形、基部は鈍形〜くさび形、縁は全縁。表面は無毛で裏面は軟毛がある。葉柄は長さ約4cm。托葉は狭卵形、長さ5〜10mm。
花は総状花序となって疎らにつき、花冠は濃紫紅色〜赤褐色。旗弁は小型、翼弁は大型、竜骨弁は1回転して内側に巻き込む。萼は長さ約6mm、5裂し、裂片の先はわずかに赤みを帯びる。
果実(豆果)は線形で先は鋭く尖り、長さ7.5〜10cm、幅3mm。種子は長さ約2mm。
- 分布・生育地 :
帰化(南米原産) (国外:世界の熱帯〜亜熱帯域に広く帰化) 道端、荒地
- 花期 : ほぼ1年中
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2005年6月13日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 同 上 左下・果実(豆果) 2019年5月11日 同 上 右下・葉 2017年9月3日 同 上
- 撮影記 :
赤褐色のクロバナツルアズキといった感じの花で、同じような場所に生えているが、この花の方がやや少ないようだ。
どちらも帰化植物で、荒地や道端などに繁茂している姿を見ると、そのうち自生種が駆逐されるのではないかと危惧の念をいだかざるを得ない。
それにしてもこの花、竜骨弁が回転しているため、アップしてみてもどこを向いているのか見当がつかず、いつもどの向きから写そうかと頭を悩ませる。
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