ノアズキ(野小豆)Dunbaria podocarpa |
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つる性の多年草。 全体に軟毛がある。 葉は3小葉からなり、小葉は広卵状菱形で長さ、幅とも1〜3cm。先は伸びるが鈍頭に終わる。葉裏には赤褐色の腺点がある。 花は葉腋に総状につき、黄色で長さ1.5〜1.8cm。旗弁は円くて右側のほうが大きく、竜骨弁は反転し上向きになる。 果実(豆果)は扁平な広線形で長さ約5cm、短毛が密生し、中に6〜7個の種子が入る。 本州(宮城県以西)〜九州 山野の日当たりのいい湿った野原、林縁 1994年8月28日 千葉県成東湿原 中・花 2004年7月25日 福岡県平尾台 左下・果実 2007年10月7日 同 上 右下・葉 2014年8月29日 石川県羽咋市 ヤブツルアズキの花によく似ていて間違えやすいが、本種は葉が菱形状になりて先が鈍く尖り、ヤブツルアズキの卵形で先が伸びて尖る葉と異なる。とはいっても撮影記録を見ると、以前は混同しているものもあった。 初心者のうちはどの花を見ても同じように見え、何が何だかわからなくなってしまう。それで嫌になってしまうことが多いのだが、そこを乗り越え違いがわかってくると面白さがわかってくる。 ただ何が何だかよくわからないまま覚えるのは大変である。今新しい分野へ取り組み始めてそのことを痛感している。 同じ科の仲間の花 |
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