オオバネムノキ(大葉合歓の木)

Albizia kalkora


オオバネムノキ1

  • 科名・属名 : マメ科 ネムノキ属

  • 特徴 :
     高さ5〜6mの落葉小高木。
     枝は帯褐色で、疎らに皮目がある。
     葉は互生、2回羽状複葉で、羽片が3〜6対つきく。各羽片は長さ10〜20cm、7〜15対の小葉をつける。小葉は対生し、歪んだ長楕円形〜狭倒卵形、長さ2〜4cm、幅8〜15mm。先は円頭〜鈍頭で微突端となり、全縁。両面に伏した軟毛を密生する。托葉は早落し、小托葉は羽片の基部につき、小型で線形、宿存する。
     花は枝先に1〜3個が頭状花序となり、白い花を咲かせる。頂生花は無柄、長さ2〜2.5cm、花冠は筒状、長さ8〜9m、裂片は開出せず、外面と縁に短毛がある。萼は鐘形、長さ約2mm、外面上部に微毛があり、萼裂片は広三角形、長さ約0.5mm。無柄。側生花は長さ2.3〜2.7mm、花冠は長さ8〜10mm、裂片は狭卵形で長さ約2.5mm、鋭頭で上部と縁に白い短毛がある。萼は狭卵形、長さ3〜4mm、上部に白い短毛があり、萼裂片は広三角形、長さ約1mm。有柄。雄しべは長さ2.5cm。
     果実(豆果)は広線形で扁平、長さ約16cm、幅3.5cm、無毛で短柄がある、両端は円形。

  • 分布・生育地 :
     九州(宮崎県) (国外:朝鮮、中国、東南アジア〜インド)
     海岸

  • 花期 :   6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2020年6月22日  宮崎県
     中・全体2、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     宮崎県の海岸近くに日本では唯一この花の自生地があると聞き、大分、宮崎、鹿児島の花見行の目的地の一つとして立ち寄ってみた。
     この花があるという半島を訪れた見たが、そこにいた現地の方は、今年花を見ていないとのこと。ガッカリして別の場所を探すことにした。
     白い花のネムノキを目的に海岸近くの道路を走ったが、紅紫色のネムノキばかりで見つけられない。
     最後にと望みを託して訪れた場所でやっとこの花に出会えホッとした。
     思っていた以上に大きな木で、花をやや遅めのうえ風が強く、撮影には苦労した。

  • 葉

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オオバネムノキ2

花