オオヤハズエンドウ(大矢筈豌豆)

Vicia sativa var. sativa


オオヤハズエンドウ

  • 科名・属名
  • : マメ科 ソラマメ属

  • 特徴

  •  長さ30〜150cmのつる性の1年草。帰化。
     葉は奇数羽状複葉で、4〜8対の小葉からなる。小葉は狭倒卵形〜長楕円形で、長さ2〜3.5cm、幅0.4〜2.5cm。
     花は紅紫色で、長さ1.8〜3cm。萼片は長さ1〜1.5cm、ほぼ同長か上の2裂片がやや長く、萼筒と同長かより長い。
     豆果は長楕円形〜広線形で、長さ3〜8cm、幅0.4〜1cm。褐色〜黒色に熟す。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ、アフリカ原産)
     道端、野原、

  • 花期
  • : 4〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年3月31日 東京都八王子市
     豆果 2007年5月19日  同 上

  • 撮影記

  •  3月末、高尾山麓で花が大きなヤハズエンドウに出会った。
     この花に似た帰化種に心当たりは無く、一応撮影して調べると、よく似た本種があるらしい。
     「日本の帰化植物」(平凡社刊)には、「ヤハズエンドウによく似ていて、花が大きく、萼片の上の2つが長いことや豆果が茶褐色〜黒色になることが違うとされている。
     豆果のできる頃再度訪れてみた。一応茶褐色の莢が付いていたので本種としたが、これから黒色になる途中かもしれず、同定には自信は無い。

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豆果