レブンソウ(礼文草)

Oxytropis megalantha


レブンソウ1

  • 科名・属名 : マメ科 オヤマノエンドウ属

  • 特徴 :
     草丈10〜20cmの多年草。
     根茎は太くて木質、株を作って分枝し、全体に斜上する淡黄白色〜白色の絹毛が密生する。
     葉は根元に集まり、長さ10〜20cm、奇数羽状複葉で小葉は17〜23個つける。小葉は狭長楕円形〜狭卵形、長さ10〜20mm、幅5〜8mm。鋭頭で基部はくさび形、質はやや厚く、裏面には特に毛が密生する。托葉は長さ15〜20mm。
     花は10〜20cmの花茎を伸ばし、総状花序に5〜15個、蝶形花をつける。花冠は紅紫色で長さ約2cm。萼は長さ約1.2cm、5裂し、裂片は狭卵形で鋭頭、長さ約3mm。
  • 分布・生育地 :
     北海道(礼文島)(国外:日本固有)
     海岸近くの礫地や草地

  • 花期 :   6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1983年7月20日  北海道礼文島
     中・全体2 1986年6月14日    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 1983年7月20日    同  上
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     礼文島には「花の浮島」として知られているが、固有の花も多く、有名なレブンアツモリソウをはじめ数種類が知られている。
     特に市街地から近い桃岩周辺は、簡単にいけるだけでなく多くの花が見られ、礼文島の花見でも観光でも欠かせない場所である。
     この花は海岸近くの礫地や草地で見られるが、比較的少なく中上の写真のような大株は観光客の多く訪れる場所ではあまり見られない。

  • 葉

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レブンソウ2

花