リュウキュウハギ(琉球萩)

Lespedeza liukiuensis


リュウキュウハギ

  • 科名・属名 : マメ科 ハギ属
     注.APG分類では、学名(Lespedeza thunbergii subsp. formosa)

  • 特徴 :
     高さ1〜2mの落葉低木。逸出帰化。
     葉は3出複葉で、小葉は楕円形で長さ3〜4cm。先はやや凹み、表面は無毛、裏面は柔らかい毛が密生する。
     花は葉腋に5〜6cmの総状花序になって多数つき、蝶形で紅紫色、長さ約1cm。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(中国原産) (国外:不明)
     道端、林縁

  • 花期 :  5〜6月、9〜11月(2期咲)

  • 撮影月日・場所 :
     2015年10月8日  沖縄県国頭郡
     中上    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下 2007年4月30日  沖縄県西表島
     下左・花 2015年10月8日  沖縄県国頭郡
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     最初、西表島で見かけたのは、切通しの法面に咲く貧弱な株で花付きも悪かった。
     調べると、沖縄には本州に多いヤマハギに似たハギ類は自生せず、昔中国から観賞用に持ち込まれた本種が逸出帰化しているのではないかとのことだった。
     現地の状況から自生の可能性もあるのでないかと考えていたが、その後沖縄島北部の林道際でいかにも帰化といった感じで繁茂するこの花に出会い、自生の考え方を捨てた。

  • 花

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