サクヤアカササゲ(咲也赤棒)

Vigna vexillata


サクヤアカササゲ

  • 科名・属名
  • : マメ科 ササゲ属

  • 特徴

  •  つる性の多年草。
     葉は3小葉からなる奇数羽状複葉で、小葉は楕円形。両面に長い毛が密に生える。
     花は葉腋から長い柄を出し、先端に総状に1〜2個つき、蝶形で淡赤紫色、径1〜2cm。2個の竜骨弁は合着して筒状になり、先端はくちばし状になってややねじれる。
     豆果は線形で、長さ6〜8cm。長い毛が密生する。
     アカササゲに似るが、花や果実が小さく、小葉の形も異なる。

  • 分布・生育地

  •  沖縄  隆起石灰岩上

  • 花期
  • : 5〜9月?

  • 撮影月日・場所

  •  2010年6月27日 沖縄県
     中・花、下左・豆果、下右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  その花は、隆起珊瑚礁の岩場、隙間に隠れるように咲いていた。第一印象はアカササゲより小さく花柄がやけに長いことだった。
     数年前、長崎県でアカササゲを見て以来、よく似たこの花に出会いたい気持ちが強まり、沖縄訪れる度探していた。
     しかし、かってあったという場所では見かけることはなく、半分あきらめかけていたのだ。
     アカササゲ同様、午前中は鮮やかなピンク色をしているが、午後になると色褪せる花で、前日の咲いたような黄ばんだ花も見られた。
     沖縄の真夏、海岸の暑さは言葉では言い尽くせない。撮影中したり落ちる汗を拭き拭きの撮影となった。

    葉

    同じ科の仲間の花
花

豆果