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- 科名・属名 : マメ科 ササハギ属
- 特徴 :
長さ10〜60cmの多年草。
茎は分枝して匍匐または斜上し、多少毛がある。
葉は単葉、葉身は基部では円形〜広卵形、中部では卵形〜楕円形、上部では狭卵形〜狭長卵形、長0.5〜6.5cm、幅0.3〜2.5cm。先は鋭頭〜円頭〜やや凹頭、基部はほぼ心形。両面に網状膜が目立ち、背軸側に鉤毛がある。
花は茎頂に長さ2〜5(〜7)cmの総状花序となって密につき、花弁は赤〜橙赤色、長さ5〜6mm、萼より少し長い。花序の節間は節果より短い。萼は長さ5〜6mm、萼筒は長さ1.5〜2mm、萼裂片は長さ3〜4mm、先は鋭尖形。花柄は長さ1〜2mm。
果実(節果)は円筒状で集まってつき、長楕円形〜線形、長さ1〜2cm、幅2〜3mm。小節果は3〜8個、広長楕円形かほぼ正方形、長さ幅2〜3mm、全体に細かい鉤毛があり、節果の関節部には表面に溝があり、内部に小節果ごとに膜状の仕切りがある。
別名 マルバダケハギ
- 分布・生育地 :
沖縄 (国外:台湾、中国、東南アジア〜西アジア、アフリカ) 乾いた道端、荒地
- 花期 : ほぼ1年中
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年10月2日 沖縄県西表島 中上・全体2 2003年12月13日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2018年11月3日 同 上 左下・果実(節果) 2006年10月8日 同 上 右下・葉 2017年9月5日 同 上
- 撮影記 :
西表島の芝地、道端、荒地などで赤いマメ科の花を見つけたら、まずこの花と考えていいだろう。
よく似たタヌキコマツナギもあるが、右下の写真でわかるように、この花は単葉であるので違いははっきりしている。
日本では沖縄島以南に分布しているそうであるが、西表島に一番多いような気がするし、ほぼ1年中咲いている。
国外ではアジア〜アフリカまで広く分布している。
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