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- 科名・属名 : マメ科 コマツナギ属
- 特徴 :
草丈40〜100cmの低木〜小低木。帰化。
茎は這って広がるか、時に斜上し、褐色または帯紫色の丁字状毛がある。
葉は羽状複葉で小葉は5〜11個、小葉は対生し、楕円形〜倒卵状、長さ1.5〜3.5cm、幅0.7〜2cm。両面に密に灰色の丁字状毛があり、裏面は淡色。倒卵状で長さ1.5〜3cm。葉は毛があり、裏面は淡色。
花は葉腋に長さ10〜20cmの総状花序となり、密につく。花冠は赤色で長さ4〜5mm。花柄は長さ約2mm。
果実(豆果)は真っ直ぐか少し曲がり、開出毛があり、長さ1.5〜2cm、幅0.2〜2.5mm。中に6〜9個の種子が入る。
- 分布・生育地 :
帰化(旧世界の熱帯域原産)(八重山諸島に帰化) (国外:旧世界の熱帯〜亜熱帯域) 道端、荒地
- 花期 : ほぼ1年中
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年10月2日 沖縄県西表島 中・全体2 2003年12月13日 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2019年5月10日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
八重山諸島を訪れると(他の島も多いが)、マメ科植物の多いのに驚かされる。帰化種も多く、どれが自生か帰化か見当もつかない。
「沖縄野外植物活用図鑑」にいくらかの写真が、「琉球植物誌」に比較的多くの種の記載があるものの、そのどれにも該当しない種も多く、ペンディングになっているものも何種かある。
この花も帰化種の一つで、海岸近くの草地などで地を這うように広がり、所々で花穂を持ち上げ朱赤色の花を咲かせている。
同じような場所によく似た赤い花のササハギ(マルバダケハギ)があり、こっちのほうが見かけることが多い。違いはこの花は羽状複葉であるのに対し、ササハギは単葉で葉も厚い。
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