シバハギ(芝萩)

Desmodium heterocarpon


シバハギ

  • 科名・属名
  • : マメ科 ヌスビトハギ属

  • 特徴

  •  長さ1mになる草本状の小低木。
     茎は根元でよく分枝し、地を這って先端が立ち上がる。
     葉は3小葉からなり、頂小葉は側小葉より大きく、倒卵形で長さ2.5〜3cm、幅1.5〜2cm。先は円頭または少し凹む。
     花は茎頂または側出し、5〜10cmの総状花序になり、蝶形、帯紅紫色で長さ4〜5mm。花軸には開出毛が密生する。
     節果は長方形で長さ1〜2cm。5〜8小節果からなる。

  • 分布・生育地

  •  本州(静岡県以西)〜沖縄
     道端や草地(やや乾いた場所)

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年11月26日 沖縄県西表島
     中・花、下左・節果   同 上
     下右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  屋久島の周遊道路を走っていた時、コガネタヌキマメの花に気づき車を止めた。
     すると、この花が花序の部分だけが立ち上げて花をつけていた。
     ただ、時期はずれのため、花をつけていたのはわずか1株だけだった。
     2012年、西表島の原野で花を探していたところ、久し振りにこの花に出会った。
     やはり少し花期は遅かったが、花もしっかりし、果実(節果)もついていたので、全面的に写真を差替えた。

    葉

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花

節果