シベリアメドハギ(シベリア蓍萩)Lespedeza juncea |
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草丈80〜120cmの多年草。在来or帰化。 茎は立ち上がり紫褐色を帯びる場合もあり、よく分枝する。 葉は3小葉からなり、狭倒卵形〜狭長楕円形で、先は鋭頭〜鈍頭。小葉の脈は鮮明で網目状になる。 花は葉腋にまとまってつき、白色で旗弁の中央に紅紫色の斑点がある。小花柄は長さ2〜3mm。上の萼裂片の合着点は中央より先端にある。閉鎖花の萼には3脈がある。 果実は長い毛があり、縁から抽出する。 メドハギに似ているが、メドハギの果実の毛は少ない。 また、カラメドハギにも似ているが、花のつく小花柄が1mm程度なのに対し、本種では2〜3mmと長い。 本州(関東地方) 河原、荒地、草地 2008年9月14日 東京都日野市 中・花 同 上 下・果実 2007年10月20日 同 上 家の近くの多摩川にメドハギによく似た帰化種のカラメドハギがあると聞いた。 果実に毛が密生するのがメドハギの果実との大きな違いということで、早速河原を探してみたが、どれを見ても毛が少ないメドハギだった。やっとある一角で毛の多い株を見つけ、豆果だけを写した。 翌年、今度は花の時期に出かけた。前年チェックしたあたりにメドハギよりやや白みの強い花が咲いていた。どの株も背丈の高い株が多かった。 いろいろ調べると、カラメドハギではなくシベリアメドハギかその雑種らしく、ここでもその意見を採った。茎もこのあたりでは紫褐色になるようだ。 同じ科の仲間の花 |
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