シロバナミヤコグサ(白花都草)

Loutus australis


シロバナミヤコグサ1

  • 科名・属名 : マメ科 ミヤコグサ属

  • 特徴 :
     匍匐性の多年草。
     茎は広がって地を這い、圧毛がある。
     葉は奇数羽状複葉で、小葉は2対、倒披心形、長さ1.5〜2cm。先はやや凸形。
     花は葉腋に散形花序になって4〜5花つき、花弁は蝶形、白色(時に紅紫色)で。長さ約1.2cm。
     果実(豆果)は円筒状で長さ4〜5cm、径4mm。

  • 分布・生育地 :
     九州(喜界ケ島以南)〜沖縄 (国外:台湾、熱帯アジア、オーストラリア)
     海岸の砂浜

  • 花期 :  3〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     2005年4月24日  沖縄県石垣島
     中1 2014年3月20日  沖縄県糸満市
     中2 1995年4月23日  鹿児島県奄美大島
     (上、中1,2は拡大写真あり。写真をクリック)
     左・花    同  上
     下・紅色 2014年3月20日  沖縄県糸満市
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     南の島の砂花に生えるミヤコグサの仲間で、ミヤコグサの白花品ではなく別の種である。
     初めてこの花を見たのは奄美大島のサンゴ礁の砂浜で、エメラルドグリーンの海をバックに咲く白い花に感激した。
     ミヤコグサよりも花も大きく、砂浜に生えるせいか葉も厚くて全体にがっしりしている。
     南西諸島ではそんなに珍しい花でもないらしく、その後いろいろな場所で見かけた。
     中には紅色に近いような花をつけるものもあり、紅白の花が入り混じって咲くのも美しかった。

  • 果実

    葉

    同じ科の仲間の花
シロバナミヤコグサ2

シロバナミヤコグサ3

白色花

紅色花