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- 科名・属名 : マメ科 ソラマメ属
- 特徴 :
長さ30〜60cmのつる性1〜2年草。
葉は羽状複葉で、12〜14個の小葉からなり、先端は分枝する巻ひげとなる。小葉は狭卵形で、長さ1〜1.7cm、幅2〜3mm。先は円頭で基部はくさび形。托葉は狭卵形、基部に1〜2個の歯牙がある。
花は葉腋から伸びた柄の先に長さ2〜5cmの総状花序になって普通4個つき、白紫色で長さ3〜4mm。萼裂片は同長、萼筒より長い。
果実(豆果)は長楕円形で短毛があり、長さ6〜10mm、幅3〜4mm。(1-)2個の種子が入り、黒熟する。種子はやや扁平な球形。
- 分布・生育地 :
本州〜沖縄 (国外:ユーラシア、アフリカ北部の暖・温帯) 野原、草地
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1997年4月26日 神奈川県厚木市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花序 2005年4月10日 東京都八王子市 中下・花 2018年4月8日 神奈川県川崎市 左下・果実 2014年3月20日 沖縄県南城市 右下・葉 2018年4月8日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
カラスノエンドウ(烏の豌豆)に比べると2回りくらい小さく、色も淡いこの花をスズメノエンドウ(雀の豌豆)とは、命名の妙に恐れ入る。
草地に咲いていても、花が小さいので気づかずにいることも多いかもしれない。
生える場所もカラスノエンドウと同じような場所であるが、本種のほうがやや見る機会は少ない気がする。

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