タイワンカワラケツメイ(台湾河原決明)

Chamaecrista leschenaultiana


タイワンカワラケツメイ

  • 科名・属名 : マメ科 カワラケツメイ属

  • 特徴 :
     草丈50〜150cmの1年草。帰化。
     茎の根元部分はしばしば木質化する。
     葉は偶数羽状複葉で、葉身は卵状長楕円形、長さ7〜8cm、幅3〜3.5cm。小葉は8〜24個、線状披針形〜線形、真っ直ぐかやや湾曲し、長さ1〜2cm、幅2〜2.5mm。質は洋紙質、左右不相称で無毛。葉の羽軸には溝があり、縁は隆起せず、鋸歯はない。葉柄は長さ3〜7mm。
     花は葉腋から長さ3〜10mmの総状花序となって3〜4花つけ、花弁は5個、黄色で倒卵形、長さ約7mm。萼片は長さ6〜7mm。
     果実(豆果)は帯状で扁平、長さ3〜4cm、幅約4mm。10〜12個の種子が入る。

  • 分布・生育地 :
     帰化(東南アジア原産) (国外:アジアの熱帯〜亜熱帯域)
     道端、荒地

  • 花期 :   9〜12月(?)

  • 撮影月日・場所 :
     2015年11月29日  沖縄県中頭郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     「琉球植物誌」を見ると、伊江島に記録があり、戦後帰化した植物と記載されている。
     帰化植物でもあり、この花のために伊江島まで行くことはないと思っていたが、那覇市近くでも見つかったとのことで、やんばるに出かけるついでに立ち寄った。
     現地は車通りの多い県道際の空地、帰化植物の例に漏れず荒地の半分を占めるほどに茂っていた。
     沖縄には自生のガランピネムチャ(リュウキュウカワラケツメイ)があり、小葉が長さ3〜6mmと小さく、葉の羽軸に鋸歯があることなどが違いとなっている。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
花

果実