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- 科名・属名 : マメ科 ヌスビトハギ属
- 特徴 :
草丈20〜50cmの多年草。帰化。
茎は多少分枝して斜上し、毛はわずかにあるか無毛。
葉は互生し3出複葉、頂小葉は倒卵形〜倒卵状長楕円形で、長さ2.5〜6cm。先は鋭形〜鈍形、基部は鈍形〜円形。表面はやや無毛、灰白色の斑紋が入ることが多く、裏面は細かい毛が密生し、ざらつく。側小葉はやや小型せ頂小葉の2/3程度の大きさ。葉柄は長さ約2cm、有毛。
花は茎頂に10cm程度の総状花序をつくり10〜25花つける。花は紅紫色で長さ4〜5mm。
果実(節果)は多少湾曲し、5〜6小節果からなり、長さ約4cm、幅約3mm。表面には短毛がある。
- 分布・生育地 :
帰化(南アメリカ原産) (国外:南北アメリカ〜太平洋諸島に広く帰化) 路傍、荒地
- 花期 : 3〜12月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2005年5月15日 沖縄県国頭郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花序 同 上 中下・花 2017年9月3日 沖縄県西表島 左下・果実、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
名前はシバハギに似ているが、シバハギは地表を這い、ほぼ花序の部分だけが立ち上がるのに対し、この花はすぐに立ち上がり、草丈も50cm近くなるものもある。
花つきもややまばらな感じで、葉も脈の周辺部分が白くなっていて慣れるとすぐにわかる。
南アメリカ原産の帰化植物である。戦後沖縄に帰化したそうである。沖縄では、海岸近くの草地や道路端など割合によく見かける。
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