テマリツメクサ(手鞠詰草)

Trifolium aureum


テマリツメクサ

  • 科名・属名
  • : マメ科 シャジクソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの多年草。帰化。
     茎は直立または斜上し、伏した上向きの毛がある。
     葉は3小葉の掌状からなり、小葉は長楕円形〜倒卵形、長さ1〜2cm、幅4〜8mm。頂小葉と側小葉には葉柄はなく、先は鈍くて縁の上半部に鋸歯があり、裏面脈上にまばらに毛がある。
     花は花茎の先に球状に30〜40花つけ、径1〜1.5cm、花冠は鮮黄色で後に淡褐色に変わる。
     果実(豆果)は楕円形で、長さ2〜3mm。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ原産)  荒地、道端

  • 花期
  • : 6〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2013年8月23日 北海道白糠郡
     中・花、下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  撮影に夢中になって食べ遅れた昼食を取ろうと、次に向かう途中道路端の空地に車を止めた。
     そこは思いがけず帰化植物の宝庫で、初めて目にする帰化植物もあって昼食を取るどころではなかった。
     クスダマツメクサによく似たこのマメ科の花も初めて目にした。
     クスダマツメクサとは、小葉に葉柄がほとんどないことで区別されるようで、ヨーロッパから牧草の種と一緒に持ち込まれたらしい。
     最初に見つかったには栃木県の那須地方で、その後各地から点々と報告があるようだが、クスダマツメクサと混同されていることが多く、実際にはもっと広がっているようだ。

    同じ科の仲間の花
花

葉