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- 科名・属名 : マメ科 ミヤコグサ属
- 特徴 :
長さ20〜90cmの多年草。帰化。
茎はよく分枝して広がり、先は斜上、断面はほぼ四角形で、無毛かまばらに軟毛がある。
葉は5小葉からなり、基部に托葉状に2個、葉軸の先に3個つく。茎の中部につく葉の小葉は、狭倒卵形〜狭長楕円形、線形で、長さ5〜20mm、幅1〜5mm。先は先が尖り、無毛で無柄。
花は葉腋から長い花茎をだし、散形状に1〜4(〜6)花をつける。花は蝶形花で、黄色で赤みを帯び、長さ6〜12mm。竜骨弁は三日月形、上と下の縁で合着して筒状になり、先端は嘴状に伸びる。萼片は長さ4〜6mm、のみ形でほぼ同長、萼筒よりはるかに短い。
果実(豆果)は真っ直ぐな細い円柱状、長さ1.5〜3cm。幅2〜2.5mm、熟して2片に裂ける。
- 分布・生育地 :
帰化(ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、ロシア、中国(北西部)原産)(北海道〜九州に帰化) (国外:原産地の他、北アメリカにも帰化) 道端、砂礫地、草地
- 花期 : 5〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2023年6月5日 東京都八王子市 中上・全体2 2023年8月19日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 2023年6月5日 同 上 中下・花 同 上 左下・萼 2023年8月19日 同 上 右上・果実(豆果)、右中・種子 同 上 右下・葉 2023年6月5日 同 上
- 撮影記 :
広い谷沿いの開けた斜面、公園の敷地内にためよく草刈りされた低い草の間にこの花が咲いていた。
セイヨウミヤコグサに似ているが、葉が著しく細いことが違いとされている。
戦後沖縄に帰化していたようだが、1973年に千葉で植物学者の亘理俊次氏が採集し発表されたため、和名は亘理を記念してつけられている。
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