ウラジロマタタビ(裏白木天蓼)

Actinidia arguta var. hypoleuca


ウラジロマタタビ1

  • 科名・属名 : マタタビ科 マタタビ属

  • 特徴 :
     高さ30mにもなる落葉性のつる性木本。
     サルナシの変種で、葉の裏が粉白色を帯び、萼片はほぼ無毛であることが異なる。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方以西)〜九州 (国外:日本固有?)
     山地の林内、林縁

  • 花期 :   5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2015年5月22日  東京都高尾山
     中・全体2、以下全て(右下を除く)    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     右下・葉(裏) 2017年6月5日    同  上

  • 撮影記 :
     名前にマタタビとついているが、マタタビではなくサルナシの変種で、葉の裏が粉白色を帯びることが大きな違いである。
     東京都の高尾山は都心に近く、交通至便であることから人気が高く、世界一登山者の多い山とも言われている。
     その上、北と南の植物の境界にあることや、古くから修験道の山として自然が保護されてきたこともあり、植物の種類も非常に多い。
     そんな高尾山だが、コースによってはハイキング客も少なく、ゆっくりと植物観察が楽しめる。
     梅雨前の晴れた日、散歩がてらに出かけた登山道際に咲いていたこの花、はじめサルナシと思っていたが、葉裏が粉白を帯びる変種のこの花だった。

  • 葉(表)

    葉(裏)

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ウラジロマタタビ2

花