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 - 科名・属名 : マツブサ科 サネカズラ属
  
 - 特徴 :
  長さ数mになる常緑のつる性木本。 
 サネカズラに非常によく似ているが、球状になる雄しべの全体が黄色(稀に赤色)(サネカズラでは赤色)で、隣り合う葯が接しない(サネカズラでは接する)点が異なる。 
 100年以上前台湾で見つかっていたが、日本には分布していないとされていた。 
 沖縄の花仲間が花の異なることに気づき専門家に調査を依頼した所、台湾で見つかっていたものの同一ということがわかり、2017年7月、末次健司博士が発表した。  
 - 分布・生育地 :
  沖縄 (国外:台湾)  山地の林縁  
 - 花期 :   7〜12月
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体1 2017年11月7日  沖縄県国頭郡1  中1・全体2 2017年11月5日    同  上2  (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック)  中2・雄花(黄色)、以下果実を除き    同  上  左下・果実 2018年1月14日    同  上3  
 - 撮影記 :
 
 この花がサネカズラの花と違うことを見つけた沖縄の花仲間T氏の案内で、沖縄北部の山中を訪れた。 
 林道の林縁からぶら下がる蔓に黄色の雄しべのこの花が咲いていて、「これがサネカズラとの相違の一つ」と教えてもらった。 
 黄色が一般的であるが、稀にサネカズラのように赤色のものもあり(中3の写真)、両方とも見ることができた。 
 この程度の違いは何となく見過ごしてしまうが、それを見過ごさない探究心は見習わなければならない。 
 後日、果実も見ることができたが、サネカズラの赤色と異なり、黒紫色に熟しているものもあり、このことも相違点になるのか気になった。  
 
  
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