クモイイカリソウ(雲居碇草)

Epimedium coelestre


クモイイカリソウ1

  • 科名・属名 : メギ科 イカリソウ属
     注.APG分類では、学名(Epimedium koreanum var. coelestre)

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     葉は2回3出複葉で、頂小葉は卵形。小葉の縁は全縁で刺毛がなく、先は尾状に伸びる。
     花は総状花序になり、淡黄色で碇(いかり)に似た花が下向きに咲く。

  • 分布・生育地 :
     本州(谷川岳、至仏山) (国外:日本固有)
     蛇紋岩の岩場や礫地

  • 花期 :   6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年7月13日  群馬県至仏山
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中 1983年7月3日    同  上
     下左・花 2015年7月13日    同  上
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     イカリソウとは花の形を船の碇(いかり)に見立てた、ぴったりのネーミングである。
     この花は、キバナイカリソウが蛇紋岩地帯に進出して変化したもので、小葉の縁に刺毛がないのが特徴である。
     至仏山では登山道際、蛇紋岩地に点々と花が見られるが、花期は比較的早く、夏山の最盛期には咲き残りが見られればラッキーだ。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
クモイイカリソウ2

花