メギ(目木)

Berberis thunbergii


メギ1


  • 科名・属名 : メギ科 メギ属

  • 特徴 :
     高さ2m程度の落葉低木。
     幹はよく分枝し、褐色で縦溝と稜があり、節や葉の付け根には長さ5〜12mmの刺がある。
     葉は長枝では互生、短枝では束生し、倒卵形〜楕円形で長さ1〜5cm、幅0.5〜1.5cm。先は鈍頭または円頭で縁は全縁。質は薄い紙質で無毛、裏面は白っぽい。
     花は短枝の先に小さな総状花序となって2〜4個垂れ下がり、花弁は6個、黄緑色で径約6mm。
     果実(液果)は楕円形で長さ7〜11mm、赤熟する。
     別名 コトリトマラズ

  • 分布・生育地 :
     本州(東北地方南部以南)〜九州 (国外:日本固有)
     山地や丘陵、原野の林縁、蛇紋岩地

  • 花期 :   4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2014年4月27日  静岡県伊豆市
     中1・全体2 2016年5月23日  栃木県日光市
     中2・全体3 2022年4月24日  大分県由布市
     (上、中1、中2は拡大写真あり、写真をクリック)
     中3・花序 2016年5月23日  栃木県日光市
     中4・花 2022年4月24日  大分県由布市
     左下・果実(液果) 2015年12月16日  静岡県伊豆市
     右下・葉、刺 2014年4月27日    同  上

  • 撮影記 :
     花や株の感じもヒロハヘビノボラズに似ているが、葉が全縁で鋸歯がないことで見分けられる。
     伊豆の山に早咲きのツツジ類を探しに出かけた時、稜線上で咲き初めの花を見つけた。
     少し角度を変えようと枝に手を伸ばすと、思いっきり刺が手に刺さった。
     急いで手を引っ込めたが、別名のコトリトマラズの意味がよくわかった。

  • 葉・刺

    同じ科の仲間の花
メギ2

メギ3

花序

花

果実(液果)