オオイカリソウ(大碇草)

Epimedium sempervirens var. vugosum


オオイカリソウ

  • 科名・属名
  • : メギ科 イカリソウ属

  • 特徴

  •  草丈20〜60cmの多年草。
     根出葉は2回3出複葉で、小葉は卵形〜長楕円形、縁に刺毛があり、先は尾状に伸びる。根出葉は冬でも枯れない。
     花は紅紫色で、花弁は4個、距がある。萼片は8個、外側の4個は早く落ち、内側の4個は花弁状。
     広義のトキワイカリソウは白花〜紅紫色まで含むという考え方があるが、狭義の考え方ではトキワは白花、紅紫色になるものは本種との考え方がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(福井〜島根県の日本海側)
     山地の林下、林縁

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年4月29日 滋賀県米原市
     下 2006年4月27日 福井県三方郡

  • 撮影記

  •  広義のトキワイカリソウは、白花〜紅紫色まで含むが、紅紫色のものは本種とする狭義の考え方に依った。
     白色のものは東北から福井県あたりまでの日本海側に多く、福井県から西の島根県まではこの紅紫色の花が多い。
     写真は両者の交わる地域で撮影したもので、同じ日に少し離れた同一県内で、白花のトキワイカリソウも撮影している。

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花