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- 科名・属名 : ミソハギ科 ミソハギ属
- 特徴 :
草丈50〜100cmの多年草。
茎は直立し、上部でよく分枝して無毛。
葉は十文字に対生、葉身は広披針形で、長さ2〜6cm、幅0.6〜1.5cm。先は尖り、基部は細まって茎を抱かず、全縁。
花は茎頂に穂状花序に多数つく。花弁は4〜6個、紅紫色で径約1.5cm。萼片は6個、三角形で、萼片と萼片との間に針状で横向きの付属体がある。雄しべは12個、6個が長く、6個が短く、萼筒の内面に合着する。柱頭や花柱は1個。
果実(刮ハ)は残存する萼筒に包まれ、膜質で2裂し、さらに2裂することもあり、稀に不規則に裂ける。種子は多数で、平たいか角ばる。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮) 山野の湿地
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年8月8日 栃木県渡良瀬遊水地 中上・全体2 2023年9月17日 山形県新庄市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2022年8月15日 東京都八王子市 左下・茎、萼 2009年9月20日 石川県金沢市 右下・葉 2022年8月15日 東京都八王子市
- 撮影記 :
夏の盛り暑すぎて花の少ない時期、田の畦などで紅紫色の花を咲かせているのを見ることが多い。
かってバイブルであった富成さんの「夏の花」に、盆の供花として使われると書かれていたことを今でも思い出す。
エゾミソハギに似ているが、茎に毛がなく、葉の基部は茎を抱かないことで見分けられる。
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