ゴゼンタチバナ(御前橘)

Cornus canadense


ゴゼンタチバナ群落

  • 科名・属名 : ミズキ科 ミズキ属

  • 特徴 :
     草丈5〜15cmの多年草。
     葉は6個が輪生状につき、倒広卵形で長さ2〜8cm、先は尖る。花のつかない茎は4個が輪生する。
     花は1〜3cmの花茎の先に、花弁のように見える4個の白い総苞片があり、中央に緑白色の小さな花が10〜35個集まってつく。
     果実(石果)は球形で径5〜7mm、赤熟する。

  • 分布・生育地 :
     北海道、本州(中部以北、奈良県)、四国(愛媛県)
     亜高山帯の針葉樹林下

  • 花期 :  6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     2008年7月20日  長野県志賀高原
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中 2004年6月13日  長野県上高地
     下・果実 1977年10月16日  福島県尾瀬

  • 撮影記 :
     針葉樹林下の登山道、マイズルソウなどとともに木漏れ日を浴びる群落によく出会う。
     その中に、白いはずの花弁が少し緑色を帯びた花がある。それもそのはず、白く見えるのは花弁ではなく、葉の変化した総苞片であると知れば納得がいく。本当の花は、中心部の緑白色を帯びた部分である。
     春、庭や街中でまだ葉を伸ばさないうちに赤や白の目立つ花をつけるアメリカハナミズキという植物があるが、それと同じミズキ科の植物で花の作りはよく似ている。
     花の時期よりも、秋の赤い実がまた登山客の目を楽しませてくれる。

  • 同じ科の仲間の花
ゴゼンタチバナ

果実