|
- 科名・属名 : ミズキ科 ミズキ属
注.APG分類では、学名(C. controversa var. controversa)
- 特徴 :
高さ10〜20mの落葉高木。
枝は横に広がり、階段状の変わった樹形になり、枝は円い。
葉は互生し、枝先に集まってつき、葉身は広卵形〜楕円形、長さ6〜15cm、幅3〜8cm。先は急に尖り、基部は広いくさび形、縁は全縁、表面は無毛で光沢がある。葉柄は長さ2〜5cm。
花は枝先に6〜12cmの散房花序をつけ、白い小さな花を密につける。花弁は4個、披針状長楕円形で平開し、長さ5〜6mm。
果実(核果)は球形で、径6〜7mm、紫黒色に熟す。核には浅い縦溝がある。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国〜ヒマラヤ、台湾) 丘陵〜山地
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2013年4月26日 神奈川県川崎市 中上・全体2 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2014年5月10日 同 上 左下・果実 2019年9月5日 同 上 右下・葉 2014年5月10日 同 上
- 撮影記 :
全国的(除く沖縄)に分布し、関東でも丘陵地の雑木林や山地に掛けてよく見られる樹である。
私の住んでいる川崎市の北部でも、わずかに残された丘陵地の斜面で大きな木に白い花を咲かせているのを見る。
同じような場所に非常によく似たクマノミズキも生えているが、葉が互生と対生との違いの前に、花期がほぼ1ヶ月ズレ、同時には咲かないのではっきりとわかる。
和名のミズキ(水木)は、樹液が多く、春先枝を切ると水が滴り落ちるところからつけられている。
同じ科の仲間の花
|