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- 科名・属名 : ミズキ科 ミズキ属
- 特徴 :
高さ5〜10mの落葉低木。
横枝は水平に広がる。
葉は対生、葉身は楕円形〜卵形で、長さ4〜12cm、幅3〜7cm。先は鋭尖頭で、基部は円形、縁は波打つ。表面は無毛か疎らに長軟毛があり、裏面脈腋には褐色の毛が密生する。葉柄は長さ2〜5mm。
花は枝先の長さ3〜10cmの柄の先に頭状花序になり、花のように見えるのは4個の総苞で、総苞片は卵形〜長楕円状卵形、長さ3〜8cm、初め淡緑色で後に白色となる。総苞片の中心に緑黄色で長さ約2.5mmの花弁が4個の花が20〜30個集まってつく。
果実(集合果)は球状、径1.2〜2cm、赤熟する。
- 分布・生育地 :
本州〜九州(屋久島まで) (国外:朝鮮) 山地の林内、草原
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年5月29日 広島県帝釈峡 中上・全体2 2013年6月9日 神奈川県川崎市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花 2014年6月16日 東京都高尾山 中下・果実(熟果) 2014年9月12日 大分県竹田市 左下・果実(未熟) 2023年9月14日 山梨県南都留郡 右下・葉 2014年6月30日 福島県西白河郡
- 撮影記 :
街路樹に植栽されたものを見ることもあるが、やはりこの木は山中でみるのが似つかわしい。
花は白い4個の花弁からできているように見えるが、これは総苞の変化したもので、本当の花は中心部に集まってつく黄緑色の小さなものである。
よく庭や公園に植えられているアメリカヤマボウシ(ハナミズキ)と同じ仲間で、花の形や咲き方などよく似ている。
果実は径1.5cm程度の球形で、赤く熟してこれはこれで綺麗なものだ。
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