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- 科名・属名 : モクレン科 モクレン属
- 特徴 :
高さ4〜5mの落葉小高木。
葉は互生し、長楕円形〜倒披針形で長さ5〜10cm、幅1〜3cm。先は鈍頭〜円頭、基部はくさび形、全縁。表面は無毛、裏面は淡緑色で若い時は脈上に毛がある。葉柄は長さ2〜5mm。
花は葉が展開する前に開き、径7〜10cm。花弁は狭楕円形で12〜18個、淡紅色〜白色で紅色を帯び、縁は多少波打つ。雄しべと雌しべは多数ある。
果実(袋果が集まった集合果)は長さ3〜7cm。熟すと赤い種子が垂れ下がる。
- 分布・生育地 : 本州(東海地方の伊勢湾岸周辺)
低山、丘陵地の湿地周辺
- 花期 : 3〜4月
- 撮影月日・場所 :
2004年4月4日 岐阜県多治見市 中、下・花 同 上
- 撮影記 :
若葉が芽を出したばかりの春浅い丘陵地、少し湿地っぽい林の中に淡紅色を帯びたコブシにた花をつけた木が点在していた。
よく見ると花弁の数が6個のコブシに対し倍以上あり、色も全体に淡紅色を帯びていて美しい。
花の盛期は少し過ぎていて、花弁がやや垂れ気味だったのが残念だ。
本州、東海地方の伊勢湾岸周辺にだけ分布し、東海丘陵要素と呼ばれる花の一つである。
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