タイワンオガタマ(台湾招霊)

Michelia compressa var. formosana


タイワンオガタマ


  • 科名・属名 :
     モクレン科 オガタマノキ属
     注.APG分類では、モクレン属(Magnolia)とされ、学名(Magnolia compressa var. formosana)

  • 特徴 :
     高さ10〜20mの常緑高木。
     幹は太いものでは80〜100cmになる。
     葉は互生し、長楕円形状披針形で長さ5〜8cm、幅2〜3cm。革質だがやや薄く、裏面は緑色で白色を帯びない。葉柄は長さ1〜1.5cm。
     花は葉腋に単生し、径3〜4cm、花被片は白色で基部は紫紅色を帯び、倒披針形で12個、長さ1.5〜2.5cm、芳香がある。
     果実(袋果が集まった集合果)は、ブドウの房状で長さ5〜10cm。中に2〜3個の赤色の種子が入る。
     西南日本に分布しているオガタマノキに似ているが、葉が小さくて幅狭く、裏面が白色を帯びない、質がやや薄く葉柄もやや短いことが違いとされている。

  • 分布・生育地 :
     沖縄(八重山諸島) (国外:台湾、フィリピン)
     林内

  • 花期 :  12〜2月

  • 撮影月日・場所 :
     2013年12月18日  沖縄県石垣島
     中・花、下・葉    同  上
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     この時期には何度も訪れていたにもかかわらず、この場所にこの花があるのには気がつかなかった。
     いつもはその先の花が気になっていて、上を見上げる余裕がなかったのだろう。
     今回も先を急ぐ花見で帰りに撮影することにしたが、行きは蕾だった花が帰りに撮影した時はやや開いていて、こんな短い時間でも変わるのものだと感心した。

  • 葉

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花

果実

種子