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- 科名・属名 : モウセンゴケ科 モウセンゴケ属
- 特徴 :
草丈10〜20cmの多年草。食虫植物。
根出葉はやや斜上し、葉身は線状倒被針形〜倒披針形、長さ3〜4cm、表面に長い腺毛がある。葉柄は長さ5〜10cmの柄がある。
花は花茎の先に総状花序になり、片側に数個の白い花をつける。花弁は5個、長楕円形で長さ5〜6mm。萼片は長楕円形、花弁より少し短く、縁に短い腺毛がある。
果実(刮ハ)は楕円形で長さ約5mm。種子は披針形で黒色。
- 分布・生育地 :
北海道、本州(尾瀬)(国外:朝鮮、千島列島、サハリン、北半球) 高層湿原
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1986年8月3日 群馬県尾瀬ヶ原 中・全体2 2018年7月24日 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
モウセンゴケによく似ているが、葉がモウセンゴケは丸いのに対し、本種は細長い。
葉には腺毛がびっしり生え、その先から粘液を出して虫を捕らえる食虫植物(写真でも粘液が光って見える)であるが、虫の少ない高層湿原で栄養になるほど虫が採れるのだろうか。
北海道と本州の一部の高層湿原にしか分布しないが尾瀬には多く見られる。花がなくても楽しめる花である。
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