コフウセンカズラ(小風船蔓)

Cardiospermum halicacabum var. microcarpum


コフウセンカズラ

  • 科名・属名

  •  ムクロジ科 フウセンカズラ属

  • 特徴

  •  長さ2〜3mのつる性の1〜2年草。帰化。
     茎はよく分枝し、つるになって絡みついて伸びる。
     葉は互生し、2回3出複葉で長さ約7cm、小葉は長三角形〜長卵形で長さ約4cm、2〜3裂する。
     花は茎の上部の先端につき、雌雄別花で4弁、白色でやや緑色を帯び、径約2.5mm。
     果実は倒三角形の風船状に膨らみ、径約1.5cm。
     種子は黒色、球径で約4mm。

  • 分布・生育地

  •  逸出帰化(インド〜アフリカ原産)
     道端、畑の隅

  • 花期
  • : 7〜8月(沖縄では1年中)

  • 撮影月日・場所

  •  2006年12月3日 沖縄県南大東島
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  大東島に出かけるにあたり、村の植物リストをチェックしたところ、フウセンカズラとともにこの花が記録されていた。
     帰化植物ではあるが、沖縄の他の島では見かけたことがない。出かけるならぜひお目にかかりたいものだと思っていた。
     仲間のフウセンカズラに出会った後、すぐにこの花も見つけた。花の大きさや形はフウセンカズラと大差ないものの、稜の目立つ果実は小さく形も少し違っていた。風船状の果実が裂けた中には黒い種子が入っていた。

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果実

種子