ビランジ(びらんじ)

Silen keiskei var. minor


ビランジ1

  • 科名・属名
  • : ナデシコ科 マンテマ属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの多年草。
     茎には短毛が生え、上部には腺毛が混じる。
     葉は披針形〜広披針形で縁に毛がある。
     花は茎の先にまばらにつき、花弁は紅紫色。萼には腺毛が生える。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部) 山地の岩場

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年8月20日 山梨県八ヶ岳
     中 1986年9月28日 神奈川県丹沢
     アップ 2005年8月20日 山梨県八ヶ岳

  • 撮影記

  •  これまでアップしていた丹沢の株(写真中)は終わりがけの貧弱な株で、撮り直しのリストにあげていた。
     2005年、南アルプスでオオビランジを撮影した足で八ヶ岳に向かった。
     突然降り出した雨や遠くに聞こえていた雷鳴を気にかけながら、かって沢山あったという場所に急いだ。
     残念ながらそこには見当たらなかったものの、近くのザレ場の草の中に、本来の植生環境とはやや異なるものの、わずかに咲いている花を見つけた。
     そこにはオオビランジもあり、萼筒の毛をしっかりチェックして撮影した。
     本種は、無毛のオオビランジと異なり、下の写真のように萼筒や花柄に腺毛が密生している。

    同じ科の仲間の花
ビランジ2

花アップ