ゲンカイミミナグサ(玄海耳菜草)

Cerastium fischerianum var. molle


ゲンカイミミナグサ1

  • 科名・属名 : ナデシコ科 ミミナグサ属

  • 特徴 :
     草丈30〜40cmの多年草。
     茎は直立することなく他の植物に寄りかかるか、地面を這う。
     全体に毛が多く、楕円形で長さ3〜4cmの葉の両面にも白い柔らかい毛が多い。
     花は直径1〜1.5cm、花弁は白色で先が浅く切れ込み、雄しべには毛がはえる。萼片と花弁はほぼ同長。

  • 分布・生育地 :
     九州(北部)   海岸近辺

  • 花期 :  4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     2005年4月30日  福岡県糟屋郡
     中上 2014年5月4日  長崎県平戸市
     中下・花 2005年4月30日  福岡県糟屋郡
     下左・花 2014年5月4日  長崎県平戸市
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     当初撮影を予定していた海岸は、先日の地震で道路は通行止め。いきなり予定が狂った。
     それならばと次の産地に車を走らせるが見つけず、もう一度情報収集して、翌日再挑戦した。
     海岸にはハングル文字の空瓶などのゴミばかり。やっと1株だけ咲いている株を見つけた。
     オランダミミナグサなどによく似ているが、全体に毛が多く花も大きかった。
     その後、長崎県でも見かけたが、ここは海岸近くの舗装道路の脇、まるで帰化植物のように生えていてびっくりした。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ゲンカイミミナグサ2

花1

花2