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- 科名・属名 : ナデシコ科 ミミナグサ属
- 特徴 :
草丈10〜60cmの2年草。帰化。
茎は直立または斜上し、葉とともに灰色かかった黄色の軟毛と腺毛があってやや粘った感じがする。
葉は対生し、卵形〜長楕円形で長さ7〜20mm、幅4〜12mm。下部の葉は小さくへら形。
花は集散状に密につき、萼片は披針形、長さ4〜5mm、腺毛が密生する。花弁は白色、萼片と同長か長く、先は2浅裂し、基部に縁毛がある。花柄は萼片よりも短い。雄しべは10本。
果実(刮ハ)円柱形、10歯がある。種子は円形、径約0.5mm。
- 分布・生育地 :
帰化(ヨーロッパ原産) (国外:世界の温帯域) 道端、荒れ地、畑
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2005年4月3日 東京都日野市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序 同 上 左下・花 2018年4月6日 神奈川県川崎市 右下・茎 同 上
- 撮影記 :
ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本全土に帰化し、都心部の空き地などでもごく普通に見かける。
この花が未撮影になっていることがわかってやっと撮影したが、曇ってくると花弁が閉じてしまうことを初めて知った。
この花が広く帰化しているため、在来種のミミナグサは、都会では見ることの少ない植物になってしまった。
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