イトハコベ(糸繁縷)Stellaria filicaulis |
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草丈30〜50cmの多年草。 茎は株状で細く、上部は分枝する。 葉は線状で、長さ1〜3cm、幅1〜1mmと細く、先は鋭い。 花は葉液から2〜5cmの花柄を伸ばして単生し、直径約1cm程度の白い花をつける。花弁は2深裂し、萼の1.5倍の長さがある。 本州(関東地方以北) 低地の湿地に稀 1996年6月15日 栃木県 アップ 同 上 図鑑でもあまり見たことのないこの花を探しに、関東北部のある湿地に出かけた。 草の生い茂る広い湿地、探す見当もつかない。踏み跡たよりに入ってみた。 湿地の中は思ったより歩きやすく、歩き回っているうちにやっとこの花を見つけた。 花の小さい割りに草丈は高いため、他の草に寄りかかるようにして伸び、和名のとおりの細い茎や葉で、頼りなさげに花を咲かせていた。 この湿地にはタチスミレなど湿地性の珍しいスミレもあり、楽しい撮影となった。 同じ科の仲間の花 |