kawaranade

カワラナデシコ（河原撫子）

Dianthus superbus var. longicalycinus

カワラナデシコ

科名・属名　：　ナデシコ科　ナデシコ属

特徴　：
　草丈３０～８０ｃｍの多年草。
　茎は上部分枝し、葉は対生で線形～披針形、粉白色を帯び、基部は茎を抱く。
　花は茎頂に数個つき淡紅紫色で、花弁の先は細かく裂ける。苞は３～４対あり、先は芒状に尖る。
　果実（蒴果）は円柱形～長楕円形。種子は平たく円形、径２ｍｍで黒色。

分布・生育地　：
　本州～九州　（国外：朝鮮、台湾、中国）
　日当たりのいい草原や河原

花期　：　　６～１０月

撮影月日・場所　：
　全体　1996年10月6日　　神奈川県足柄上郡
　(上は拡大写真あり、写真をクリック）
　中・花　2017年7月31日　　広島県東広島市
　左下・苞　2014年8月29日　　石川県羽咋市
　右下・葉　2017年7月31日　　広島県東広島市

撮影記　：
　名前は河原撫子と付けられているものの、河原より草原で見かけることが多い。
　草むらの中に隠れるように咲いているので、他の草が邪魔になり、意外といい写真が撮りづらい。
　本州中部の高原から北海道にかけてはエゾカワラナデシコというよく似た花があり、苞が２対しかないことが見分けるポイントである。

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